唾液腺炎
主な症状
唾液腺は唾液をつくるところで、主なものは耳下腺と顎下腺です。
耳下腺は耳の下にあり、おたふくのときに腫れるところです。顎下腺は顎の下の左右にあります。
唾液腺炎は唾液腺が細菌感染やウイルス感染などで炎症をおこした状態のことです。細菌感染の場合は片側性(片方だけ)のことが多いです。
診断・治療
触診・エコー検査・血液検査などで診断をし、唾液腺洗浄や抗菌薬の点滴・内服を行います。時に唾石といって、石ができることにより炎症を起こすことがあります。一方ウイルス感染は主にムンプスウイルスによる流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が多いです。診断は血液検査を行います。治療は痛み止めの薬をのみながら治癒をまちます。
その他、シェーグレン症候群やIgG4症候群といった膠原病でも唾液腺炎を起こすことがあり、この場合は血液検査などが必要です。