病気の話

のど

急性扁桃炎

主な症状

のどの奥ののどちんこの左右両側にあるのが扁桃(扁桃腺:へんとうせん)です。扁桃が、ウイルスや細菌などの感染により炎症を起こしたものが「扁桃炎」です。扁桃炎になると扁桃は赤く腫れ、しばしば白い膿が付きます。のどの強い痛み、つばを飲み込むときの強い痛みがあり、高熱を出すこともあります。

診断・治療

抗菌薬の内服・扁桃処置・ネブライザーが有効です。炎症が高度なときは点滴をします。
また、扁桃炎がさらに悪化すると扁桃周囲膿瘍と呼ばれる状態となり、穿刺排膿(針をさして膿を出す)ことが必要です。のどをよくみることで診断が可能です。
さらに、扁桃炎の特殊なものとしてEBウイルスが原因の伝染性単核球症といわれる扁桃炎もあります。その場合は逆に使用してはいけない抗菌薬もあり、見分けることが必要です。
のどの炎症を一番見慣れているのは耳鼻咽喉科ですので、のどが痛いときは耳鼻咽喉科を受診することがおすすめです。

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